価値と価格。
こんにちは!
今日は月に一度の大吉クン、シャンプー&診察の日。
大吉クンお気に入りの動物病院へ行き、約2時間キレイにしてもらい、ちょっと気になる皮膚疾患も診てもらいました。
気になる体重はリミットである12キロギリギリの11.96キロ。
皮膚疾患は薬浴してもらい、しばらくかゆみ止めのお薬を服用して経過観察。
毎年夏になると出てくる皮膚疾患、今年は何とか乗り切れるかと思いましたが、ここへ来て発症しちゃいました。
お薬を飲めばかゆみは多少引くので、もう少し早めに診てもらえばよかったと、ちょっと後悔中なしゃちょーです。
はてさて、長い間、このお仕事に携わっているのですが、たまに頂くご質問に「この土地、坪あたり○○万円なんだけどさ、高いの?安いの?」や「ここの家賃、月に○○万円なんだけどさ、高いの?安いの?」というのがあります。
聞かれる方は「相場感がよくわからないから、客観的な視点で教えて欲しい」という意図があって、ワタシに聞くのでしょう。
そして、質問されるワタシは「質問者の立場に立って、親身になってお答えする」というのを基本的に心掛けております。
そしてその答えというのは、大体パターン化しています。
パターン化するほど同じ悩みをみなさんお持ちということが言えますね。
「うん、その金額を出して買いたい(借りたい)と思うならGOですな。お高いと思うならお止めなさい」
時と場合、相談者との関係によって多少言い回しは変えますが、だいたいこんな感じ。
しいて加えるなら・・・・・
「基本、価格は需要と供給のバランスで決まるので、不動産に関してはボッタクリはないです。その証拠に不動産屋の報酬というのは、成約した後に成功報酬として頂くので、高い値段設定しても成約にならないと、お金にならないからのですよ」
とお話させて頂いてます。
相談者の方は、慣れない不動産取引で背中を押してほしいだけなのかもしれません。
しなくてもいい緊張をいているのかもしれません。
けど、もっとシンプルに考えていいと思うのです。
ワタシは今住んでいるところに満足しているので、都会の駅近物件を「うん、いいよ。坪単価50円で売ってあげる」と言われても「(転売するという選択はここではナシとい前提で)いや、ご遠慮させて頂きます」とお断りしますし、あまりアウトドア派ではないので、大自然の中のかっこいいログハウス付きの土地を「はい、150円ね」と言われても「管理できませんので・・・・」と丁重にお断りできます。
ですが、都会に暮らす人には駅近物件は魅力的だし、アウトドアが好きな方にはログハウス付きの物件は垂涎の物件なんでしょう。
価値は使う人がそれぞれに見出せばいいと思ってます。
価格は客観的に見て売主様が決め、不動業者はそのアドバイスをするのみなのです。
もっと簡単に言うと、ワタシの持っているバイク、今の状態ではエンジンは掛かりますが、乗り出すには不安があるので、ヒマを見つけてはいじっているのですが、それはワタシがそのバイクのことが好きだからであって、バイク好きではない人にとっては「走れないバイクを買ってなにがいいんだ?」と思うでしょう。
けれども私はそのバイクに価値を見出し、売主さんがつけた価格を払って買ってきました。
それでいいのです。
不動産も同じこと。
Aという坪単価20万円の土地があり、購入を検討しているBさんとCさんがいます。
Bさんのお子さんは来年度小学校へ入学。
Aという土地は小学校まで徒歩5分ほど。
Cさんにはお子さんがいません。
Cさんにとって、小学校まで、徒歩5分なんて関係なし、むしろ「うるさいんじゃない?通勤時に子供が多くて運転が怖いなぁ」なんて、普通だったらメリットになるであろう、小学校まで5分という立地がデメリットになってしまいました。
けど、Aという土地の値段はBさん、Cさん両者にとって坪単価20万円。
普通に考えてBさんの方がAという土地の価値は高いように思います。
価値というのは駅や商業施設、学校までの距離や陽当り、道路付けと様々な要素があり、価格というのも大事な要素の一つとワタシは思います。
そのたくさんある要素に優先順位をつけて、より具体的にここに住んだら・・・・・ここでお仕事をしたら・・・・・と考えれば、その物件に対する価値というのを見出せ、そんなに迷うことなく物件を見学できるような気がします。
むしろ、不安だった物件を見るという行動に、その先にあるキラキラした未来を見出せるかもしれませんね。
うん、今日は不動産屋の社長っぽい記事が書けた。