一言添える。
こんにちは!
涼しくなってきて、距離をとっていたデニムを履きだしたしゃちょーです。
デニムとブーツの組合せが好きだなぁ・・・・・
もう少し細身のデニムが欲しくなってきました。
ブーツのリペアは夏場にお願いしておけばよかった。
まぁその辺りはお話しできる機会がございましたら、聞いてあげてください。
ところで、数か月前に親せきの知人の自動車購入をお手伝いしました。
「○○という車が欲しいんだってさ」と親せき聞かされたワタシ、「うん、女の子っぽくて、かわいい車だよね」と返答すると、親せきからは「あ、今はそういう言い方しちゃダメなんだよ」と指摘されました。
個人的にはその方の趣味というかセンスというかを誉めたつもりでしたが、昨今の多様性の重視という観点からはワタシの発言はNG。
「○○っぽい」という複数を型に嵌めた言い方は多様性という観点からは芳しくないのです。
そして、不動産業という職種には、この多様性というのに触れなければいけない事が多いような気がします。
例えば、20代と思われる男女(そもそも男女というのが違うのかもしれません)が、アパートの内覧にお見えになった場合、ご入居の申込を頂く前に、セールストークとして「ご夫婦ですか?」や「ここでしたら幼稚園が近くて便利ですよ」なんて言ったりします。
ひょっとしたら、結婚とか夫婦いう制度に捕らわれないお考えをお持ちの場合、「ワタシ達はそんな制度や慣習に反対で、そう思われるのが一番嫌なんです!」と仰るかもしれないし、子供に関しては、「欲しい」や「欲しくない」の他に「できない」という可能性があり、非常にナイーブな問題も抱えています。
実際に、ご夫婦かと思い込んでお話を進めていて、「こちらに奥さまのお名前をお願いします」と言った時、「いや、夫婦ではなく姉弟で、私は姉です」とご指摘を受けたこともあります。
その方は笑って許してくれたのですが、見た目や状況で決めつけてしまったことを反省をしました。
若い男女の内覧で、そのお部屋を気に入っていただき、ご入居申込書を記入していた時に、お客様から聞かれて困る質問に「続柄」があります。
「友人」「婚約者」などがありますが、その関係性というのは、その方達の中で形成されていくもので、一不動産業者がその場で「あなたたち、プロポーズは済まされました?じゃー婚約者です」なんて決めつけはできませんし、「友人と書きましたね?あーまだこの人はあなたと結婚する気がないみたいですよ」なんてことがあってはなりません。
ただ、男性がプロポーズ前なのに、ご入居申込に「婚約者」と書き、ご契約までに某夢の国へ行き、プロポーズを済ませてきましたと、ご報告頂いた例がありますが・・・・・・
そんな多様性の問題。
一番問題がないのは「一切話さない」こと。
でもそれでは、こちらとしては成約になりにくい、お客様は「こんなはずじゃなかった」「言ってくれればよかったのに」ということもあり、お互いに不利益。
ではどうすればいいの?
できればお客様と当社はWin-Winでありたいとワタシは思っております。
けど、多様性の部分で決めつけてしまい、万が一それが外れの場合には失礼にあたってしまうので、ワタシは「間違えていたらすみませんが」、「立ち入ったことをお聞きしますが」、「失礼ですが」や「お見受けしたところ」なんて一言添えるようにしています。
そうすれば、ワタシの見立てが当たっていた時には、さらなる会話を生み、間違えていた時には訂正して、新しい提案ができるきっかけになりますね。
ワタシのように齢を重ねると、頭が固くなり、決めつけが多くなりがちです。
それを拗らせると、偏見や差別につながっていくことになりかねません。
今日、ここで話させて頂いたことなんて、とんでもなく当たり前のお話ですが、「こうやってここのおじさんは抗っているんだよ」、「世間から置いて行かれないようにしているんだよ」というのをご理解いただけると有難いです。
みんな違ってみんないい。
「個」のらしさをワタシも含めたみんなが持てればいいなぁと思います。