縁と円。

こんにちは!

 朝、大吉クンとお散歩をする時間を少し前倒ししようかと考えているしゃちょーです。
暑過ぎます。

 さらに、朝のお散歩中に「お、梅雨明けして夏本番なのに、セミが鳴いてないな」なんて思っていたら、某検索エンジンのトップページのニュースに「なぜ、梅雨明けてもセミおとなしい」という記事が載っていました。
こういうのちょっと嬉しいしゃちょーでもあります。

 突然ですが、ワタシが高校生の頃にお世話になっていたラーメン屋さんがありました。
ある日、「いったんお店を閉めるんだよ。いろいろと世話になったね」と言われ、若かりし日のワタシは「ああ、そうですか」としか言えず、お店はそのまま閉店し、建物は取り壊され、その場所にはテナントビルが建ち、月日は流れ・・・・・・

 友人家が経営する自転車屋さんで、仕事と称してサボっていたら、友人が「うちの前にラーメン屋さんができるんだってさ、今度行ってみようよ」と言われ、何も考えずに「いいねぇ~ビールでも呑んじゃう?」なんて言っていたら、ラーメン屋さんが開店しました。

 そのお店構え、ネーミングにピンときましたが、お店に入って確認するまでは確証にならないと、何気ない顔で友人と来店。
やはりワタシが高校生の頃にお世話になったラーメン屋さんでした。

 それからその友人とだけではなく、別の友人とも行ったり、家族と一緒に行ったり・・・・・とてもお世話になったそのお店。
マスターが軽く体調を崩してまた閉店。
その後、いろいろと誘って頂いて、大変お世話になりました。

 コロナ禍になり、そういう機会を持つことが憚られるようになり、自然と疎遠になっていましたが、忘れそうになった時に「よぉ!元気?」と電話をくれるマスター。
大抵ほろ酔いでくれる電話はなかなかタイミングが悪く、「なんだかなー」ということもありましたが、「そういうの(大人数での飲食)ができるようになったらさ、また行こうよ」と言ってくれ、忘れないでくれていたのはアリがいことだなと思っていました。
離れていた時間は家庭環境や諸々に変化をもたらし、昔のように気軽に「行こうか!」と言い難いようになっていました。

 そんなところに前出の友人から「マスター、どうも本格的に具合が悪いらしい。本当は入院しなきゃいけないらしいんだけど、自宅で療養している」と、なんとも自由人のマスターらしいのこと。
二人で話し合い、ご時世柄もあるので、少しだけお邪魔してお見舞いさせて頂くことにしました。

 久々にお会いすると、病気や年齢のせいもあって、ひと回り小さくなったような印象。
大好きなお酒とたばこも、「ないと寂しいからテーブルに置いてあるだけ」だそうです。

 状況が状況だけに長居をするわけにもいかず、「たくさんしゃべったなー」という感覚はなかったのですが、ワタシが高校生の頃にふらりと入ったラーメン屋さんから物語が始まり、友人と出会い、マスターと再会して、みんなでワイワイ過ごして・・・・・

 ワタシという点とマスターという点が線になり、友人が加わって三角形になり、みんなが集まって、どんどん多角形になっていき、最終的には円になる。

 「縁と円」字は違うけど、なにかしらの共通したものを感じるなぁなんて思いました。
そして、今日のような暑い日に、高校生のワタシは「冷やしキムチラーメン」をよく頼んでいたのも思い出しました。

 病気を乗り越えてもう一度食べさせてくれないかな・・・・・