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二度目からの回避

 こんにちは!

 週末の予定を勘違いしていて、「お、ちょっとゆっくりできんじゃん!」なんて思っていたら、実はそうでもなかったという驚愕の事実が判明し、膝から崩れ落ちそうな気分をやっとの思いで耐え忍んでいるしゃちょーです。
膝がガクガクしています・・・・・・。

 先ほどお話しさせて頂いたお客様と別れ、軽く伸びをして、ふと思いました。
ワタシが培ってきたお仕事に対する思いや考え方というのは、最終的にどこへ行ってしまうのだろうか?と・・・・・

 俗にう「手に職がつく」という業種や漫画の北〇神拳のように一子相伝と決められた拳法のようなモノというのは、技術を通じて後継者に伝えることが出るような気がします。
ええ、それはもちろん鉄則ではなく、時代や受け手にとって改良されていき、より素晴らしいモノに変化していくことになるのでしょう。

 では実際にモノを作っていないワタシ達のようなお仕事はどうするんだろうか?
後継者的な人ができたら、その人に受け継いでいくんでしょうね。
けど、現時点でワタシにはそのような人はいません。
よく「家族がいるじゃん?」と言ってくれる方がいるのですが、家族には自由にやりたいことを自分の力で見つけて欲しいし、そういう人になって欲しいと思っています。
まぁ本人がワタシの後継者になりたい、この会社を継いで伸ばしたいと思ってくれれば、何の問題もないのですが、「オマエは会社を継ぎなさい!口答えは一人前になってからになさい!」とか言っちゃって、家族の自由な選択の足枷だけにはなりたくないかなとは思いますね。

 以前どこかで、人は二度死ぬ。一度目は肉体が死んだとき、二度目はワタシのことを知る人達すべてがワタシのことを忘れ去った時と書いたことがあります。(永六輔さんの本の引用)

 どちらかというと二度目の死の方が個人的に嫌ですね。
「いいやつだった」「いやな奴だった」「酒さえ呑まなきゃ・・・・」後継者とされる人が「う~ん困った。あの人だったらどうしただろう?」みんなそれぞれのワタシに対する思いはあるとは思いますが、そういうのが一切なくなるのは肉体がなくなる以上にツライです。

 はてさて、本日お会いしたお客様、新規事業の立ち上げをお考えとのこと。
一緒にお仕事できれば楽しそうだなと直感しました。
いろいろと立場は違えど、不安に思っていることなどは共通していて、時間を忘れておしゃべりしちゃいました。
余計な話までしちゃって、貴重なお時間をたくさんいただき、ありがとうございました。

 これから先、いろいろな方々といろいろなお話をさせていただく機会があると思います。
そういう方々に少しでもワタシという人を覚えていてもらえるように、真摯に熱く関わって、最終的には「あの人がいてよかった」と思ってもらえるようにしたいと思いました。
これが二度目の死からの回避。