勢いって大事。
こんにちは!
今朝はワケアリで早起きしたしゃちょーです。
そういえば去年も夏は早起きしていたんだと思い出し、暑さが本格化したら「早寝早起き」を実践したいと思います。
「○○になったら△△する」といった自分自身の行動に条件を付けるというのは、すごくダメな風に聞こえますね。
例えば「明日になったら本気を出す」とか「このパフェを食べ終わったら本格的にダイエットする」とか「この一本を吸い終えたら禁煙する」とか、ダメな例を挙げればキリがないこの「○○になったら△△する」。
ワタシ自身も良く使いがちですが、こういうことを言う人に実際に実践できた人はワタシの周囲にはいません。
なぜって?ワタシ自身がそうだからなんだと思います。
その証拠に「今日のランチはカツ定食にしよう。ダイエットは明日からだな」と毎日ダイエットに失敗しています。
自分自身の習慣を変えるというのは、「○○になったら△△する」という条件付き決心よりも「あーっ!んもーっ!」」と勢いで決めたほうが上手くいくような気がします。
今から二十数年前、禁煙をしました。
当時乗っていた自転車で坂道を上り、ハァハァと息が上がり、胃の辺りはムカムカして吐き気をもよおすほど、体の状態は最悪。
なんとか当時新しかった家に帰り、テレビを観つつお酒を呑む。
タバコを吸うくせに家がタバコ臭いのはイヤという、なんとも矛盾した思いがあり、番組の途中に流れるCM中にベランダへ出て一服する。
季節は秋から冬へ変わりつつあった頃だと思います。
寒さに震えながら紫煙を吐き出し、ふと思いました。
自分のお金でタバコを買い、自分のお金で自転車を買い、それに乗り、具合が悪くなってイヤな思いをする。
自分でローンを組んで家を建て、CM中に急いで一服する。
昔は「タバコは心の日曜日」なんてうたったキャッチコピーがあったくらい、本来ならばもっとリラックスして嗜む物なのに寒さに震えて急いで一服する。
「なんか矛盾してない?」とワタシ。
「そうだタバコを止めればいいのだ」
タバコを吸うことによって受けていた息切れや体調不良、寒さや慌ただしさという不条理から解放されるにはタバコを止めればいいと思い、その旨を友人に連絡すると、「ああ、俺もなんか矛盾してんなーとは思っていた」と言い、「俺も止めてみっかな」という友人。
「よし、止めてみんべぇ!」とネイティブな群馬弁で友人とワタシは勢いだけでその日からタバコを止め、「先に挫折したほうがメシ奢りな」となんの自信もないのにペナルティまで勢いで決め、あれから20年以上。
正直に言うと、一本だけ吸ったことがあり、吸ってしまった数日後まで喉はイガイガで変なニオイが纏わりついたような嫌な気分で過ごし、「あーもう一生吸わなくていいや」と思い、それきりです。
すっぱり止められたかというと、決してそんなことはなく、禁煙開始3日くらいはお風呂に入っていても「あータバコ吸いたーい」と思っておりましたし、吸ってしまって友人になんて言おうか焦っている夢を見るとかありましたが、今のところ禁煙は続いています。
喫煙者の友人は「この一本、この一本を吸い終わったらタバコを止める!」と固い決意をして、何度も挫折して、ワタシにコツを聞いてきますが、「気負うから吸いたくなるんだよ。ワタシは職場にも自宅の各部屋にもタバコとライターを置いていて、いつでも吸える状態にしておいているよ。で、吸いたくなったら、今吸うよりもうちょっと後の方が絶対旨いはずと思ってその場しのぎをしたてたよ」と言います。
「強過ぎる思いは折れやすく、勢いではじめて臨機応変に対応し、時にはその場しのぎですが、目的は失わない」
というのがワタシには合っているようです。
勢いって大事。